お客様の声を直接聞くことができるようになって変化が

経営者の仕事というのは、船を漕ぐことではなく、舵を取ることが重要な仕事だと思っています。
常に判断を迫られ、方針を出さなければなりません。
組織に方向付けを与えることがリーダーとしての重要な仕事だと思いますが、方向付けから逃げようとする経営者がとても多いように感じます。

工場を売却する判断や解雇する判断はとても辛いものです。
しかし、将来どうあるべきかを決めていれば、今何をするべきかも自ずと判断できるようになるのではないかと思います。将来どうあるべきかが明確でないと、工場売却で恥をかくと言った余計な感情が邪魔をして、正しい判断が出来なくなります。
当時、社員からも「いつまでこんな売れない仕事を続けるのか?」と言われたことがありました。
私は「成功するまで」と迷わず答えました。

明確な方針を打ち出して、成功を信じてやり続けること。これが経営者の資質として非常に重要なのではないかと思います。

もしも誰かに顔を水の中に押し付けられたら、息ができなくなって苦しみます。
耐えられなくなったら、人目をはばからず空気を吸うために必死に抵抗するでしょう。
息をしようと必死にもがくことを周囲から笑われたとしても関係なく、息をすることが最優先になるはずです。

ところが、会社の血液と言われるお金が回らなくなっても、なりふりかまわず生き残るための行動をしない経営者も多いですね。
そういう人は、生きることよりも、なりふりかまわず必死になることが「恥ずかしい」と感じていることが多いようです。
生き残るよりも、自分のプライドが優先するのは、本当に辛い状態を感じていないからでしょう。

お客様の声を直接聞くことができるようになって

これまで、アパレルさんから市場動向などを聞かされていて、イメージしていたことと、お客様の声を直接聞けるようになってギャップを感じるようになりました。
アパレルさんからはどんどん品質基準も厳しくなり、重箱の隅をつつくような検査になり、価格もどんどん下がっていて、アパレルさんからは「価格を下げないと売れない」という話しばかり聞かされてきましたが、お客様は価格よりも本当に良いものを求めている方も結構多いことも感じました。アパレル企業の営業マンが売り場の店員さんから聞いた情報を営業所長に伝え、さらに営業部長に伝え、製販会議で下請けを管理している部門の部長に伝え、下請けを実際に管理している担当者に情報を伝えるうちに、伝言ゲームが目茶苦茶になって、下請けを都合の良いように使う情報に変化します。その情報を真に受けて会社を経営すると、とても受け入れられない要求をされることになります。

ホームページでお客様から直接声を聞くようになると、、現場で縫製している社員の人たちにも変化が出てきました。
お客様がイベントで着用する目的で依頼された商品は絶対に納期を遅らせるわけには行きません。
こんなことは、私が言わなくても皆、感じてくれて何とかして間に合わせようとしてくれるようになりました。
私の方から残業を頼まなくても、自分達で判断して間に合うようにしてくれたり、緊急の時などは、一旦家に帰って晩御飯を作ってから、また会社へ出てきてくれたりするようになりました。
お客様からのクレームもアパレルさんの仕事のような伝言ゲームではないので、直接言葉が伝わります、ですから良い商品を作ろうとする意識がすごく高まりました。

経営者として口をすっぱくして納期や品質のことを言うより、お客様と接することが増えれば自然に意識が変わることを実感しました。
お客様が会社を育ててくれる!

お客様から儲け話しをしていただけるようになってきて

私はもともと営業畑の人間ではありませんが、インターネットでホームページを開設して、お客様にも当社が工場だと言うことを理解していただけるようになると、私達が知らないマーケットで大手が参入しない分野の情報をいただけるようになってきました。

こういう話しはお客様がすでに市場調査して、当社に生産を依頼して来られるので、事業として成り立つ可能性が大変高いのです。

また、一人でコツコツ探すよりもすごく効率が良いのです。
ホームページを介して営業マンが増えたような感じです。

このようなご注文がどんどん増えて、一方で一般のお客様からのご注文も順調に増えてきて、それに伴ってアパレルさんからの受注を少しずつ減らすことができるようになりました。

自分でホームページを更新して、試行錯誤してみてわかったことは、自分の会社の特長や強味をいかにお客様に伝えるかが非常に重要だということです。

もう一つはSEOでしょうか。
SEOといっても、技術的に高度なページを作るのではなく、内容を充実させることを考えました。
検索エンジン側にすれば、特定のキーワードを検索したときに閲覧者にとって有益な情報があるページを上位にするように研究しているわけですから、情報を提供する側はサイトの充実さえ心がけていれば結果的に検索で上位に表示されるホームページになるのではないかと思います。

良質なWEBコンテンツとはユーザーの質問に対する明快な回答です ・何度も経営危機に直面したコンテンツ ・服の品質の見分け方

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